
炊飯器内釜やタンブラーにも深絞り加工が?身近に感じるアルマイト製品
【 目次 】
なぜ炊飯器内釜に深絞り加工が必要なのか
一般的に炊飯器は、外釜、蓋、内釜の3つに分かれており、お米を炊き上げるために特に重要な役割を担っているのが、『内釜』です。
内釜の形状を見て頂くとわかるように、継ぎ目のない深い寸胴形状をしており、この加工を『深絞り加工』と呼びます。
炊飯器内釜のように、つなぎ目のない形状において深絞り加工はとても相性が良いです。
1枚の金属から製品を作ることで、液体や気体の漏れを防ぐことができる他、見た目も美しく、強度も高くなるため、深絞り加工が使用されることが多くなります。
深絞り加工について更に詳しい解説はこちら
炊飯器内釜の特徴
炊飯器にも様々な種類が存在し、加熱方式や、釜の形状が異なります。
一般的に、ステンレスやアルミの多層鋼にフッ素コーティングを施した“クラッド材”が使用されることが多いです。
多層鋼で作った多層釜
多層鋼とは、複数の層によって構成される鋼材のことを指します。通常、2層または3層から成り、異なる性質や特性を持つ複数の鋼材を組み合わせています。
炊飯器内釜の多層釜には、中心に発熱効率の高い鉄やステンレス、内側に熱伝導率の良いアルミや銅、外側には断熱性の高い素材を使用していることが多いです。
当社の製品事例
ステンレス製炊飯器用内釜
ステンレスの多層鋼クラッド材を用い、成形した炊飯器用内釜です。
表面仕上げは、内面:ヘアライン研磨 外面:鏡面研磨を施しております。
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炊飯器メーカー向けのIH炊飯器用内釜
一般家庭向け炊飯器の内釜。
ステンレスとアルミニウムの多層鋼にフッ素コーティングを施したクラッド材を使用した製品です。
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炊飯器メーカー向けのIH炊飯器用内釜
一般家庭向け炊飯器の内釜。
ステンレスとアルミニウムの多層鋼にフッ素コーティングを施したクラッド材を使用した製品です。
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家庭用炊飯器用内蓋
アルミニウム部品(アルミニウム材にフッ素塗装を施したもの、特殊アルミニウム材を使用しアルマイト加工後に発色するものなど)と樹脂成形部品を組み付けて炊飯器用内蓋とてして提供しております。
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炊飯器以外の製品事例
業務用保温ジャー内容器
フッ素コートアルミ材を使用し、丸形や角型に深絞り成形したものなど、お客様のご要望に合わせてさまざまな形状の内容器の作成が可能です。
主に、ホテルや大手外食チェーンでご使用頂いている製品です。
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餅つき機用ホッパー
フッ素コートアルミ材を使用し、1升用から最大4升用までのホッパーを加工しております。深絞りに加え、底の部分に掛けて萎んでいる形状であるため、非常にプレス技術を要する製品のひとつと言えます。
ご家庭用から業務用としてあらゆるお客様にご使用頂いている製品です。
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保温庫内容器
型絞り製品。T450mm×Y350mm+H300mmからT300mm×Y120mm+H300mmまであらゆるサイズの角型製品の深絞り加工を行っております。
主に、給食用お弁当の保温庫、おしぼり機のホットボックスなどの内容器の部品としてご使用頂いております。
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当社では、丸型、角型の深絞り形状だけでなく、異形のものや、難易度が高い絞り形状なども可能です。
長年培った経験に加え、プレス加工からアルマイト加工処理まで一貫して行うことで、高品質かつ低不良率の実現を目指せます。
- 海外での加工を国内で検討している
- コストを抑えて品質も上げたい
- 生産プロセスの見直しを検討している
など、太田金属ならすべて実現可能です!
お気軽にご相談ください。