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【太田金属が得意とする深絞りプレス加工とは?】創業88年のノウハウと実績から深絞りプレス加工について解説

【 目次 】



  1. 絞り加工とは

  2. 絞り加工の種類

  3. 深絞り加工とは

  4. 当社の深絞り加工製品


 

 

絞り加工とは


絞り加工とは、金属の板をパンチ(上側の金型)とダイ(下側の金型)で押し込んで、円筒形状、カップ状や箱形などの容器に成形するプレス加工の一種です。
絞り加工は、成形品につぎ目がなく、少ない工数で複雑な製品を作ることができるため、アルミ缶や灰皿、ボトル容器など様々な製品に利用されます。

絞り加工には、円筒絞り、角筒絞り、異形絞りなどの種類があり、容器だけでなく工業製品や機械部品、家電部品としても幅広く利用することが可能です。

 

絞り加工の仕組み


圧延プレス金型の構造

絞り加工の仕組みは、以下の通り。

  1. ブランク(被成形金属材)を上ブランクホルダーと下ブランクホルダーの間にセットします。

  2. パンチを被成形金属材に押し当ててパンチと凹型の形状に沿わせます。

  3. パンチをさらに押し込んで、被成形金属材を凹型の形状に沿って伸ばします。

  4. パンチを引き上げて、成形加工が完了した被成形金属材(製品)を金型から外します。


加工の際、素材にひずみが発生し、しわの原因となる可能性がありますが、ブランクホルダーと呼ばれるしわ
押さえの微調整により、ひずみの発生を防ぐことができます。

圧延プレスした状態の金型

 

絞り加工の種類


絞り加工には、成形品の形状によって6種類に分けられ、絞り深さにより『浅絞り加工』と『深絞り加工』に分けられます。

 

円筒絞り


金属の板を円筒状に成形するもっとも基本的な絞り加工。
均等に圧力をかけられるため成形が安定します。
成形品は、カップやボウル、フライパンのようなカタチになります。

 

角筒絞り


金属の板を四角状に成形する絞り加工。シンクや弁当箱などの製品に使われます。
円筒絞り加工と比べると非常に難易度の高い加工方法。金属の流れが悪いため、素材のワレやたるみが発生しやすく、角部では割れが生じやすくなります。

 

異形絞り


金属の板を複雑な形状に成形する絞り加工。自動車や電子部品などの製品に使われます。
デザイン性・機能性の高い製品が成形できる反面、異形絞り加工は様々な方向に力がかかるため、加工難易度が高くなります。

 

円錐絞り加工


絞りの側面がテーパー状になっている円筒形状に成形する絞り加工。
タンブラーや照明器具などの製品に使われます。
ヘラと呼ばれる工具を使って手動で絞ることで、複雑な形状や深い絞りも可能になります。

 

角錐絞り加工


絞りの側面がテーパー状になっている四角筒形状に成形する絞り加工。
円錐加工とは異なり、錐の側面が平面な形状になることが特徴で、繊細な技術が必要とされます。

 

球頭絞り加工


ゆで卵を半分に切り、黄身だけを取り出したような球体状になる絞り加工。
ダイにはめ込まないため、別名【張り出し加工】とも呼ばれます。

 

しごき加工


しごき加工は、主に飲料の缶などに利用される技法で、製品の壁面を縦方向に薄くすることで深さを出す加工方法のことです。

 

深絞り加工とは


深絞り加工とは、一枚の金属板に圧力を加えて、容器のような奥行きのある形状にする加工方法。
深絞り加工は、円筒、角筒、円錐、角錐など、さまざまな形状の底付き容器を作ることができ、シンプルな構造で大量生産に適しています。

深絞り加工は、絞り加工のなかでも穴が深いため、更に難易度が高い加工方法です。
仕組みはシンプルですが、高い技術が必要な絞り加工となります。

高品質な製品を量産するためには、不良による歩留まり率を高く保つ必要があります。
設計や金型の選定にミスがあると、しわや割れのリスクが発生し、余計にコストがかかってしまいます。

例え、設計や金型に問題がなかったとしても、経験や技術に基づいた知識がなければ、正しい条件で絞り加工を成形することができず、しわや割れの発生へと繋がります。

 

深絞り加工のメリット



  • 非常に難易度の高い深絞り加工ですが、多くのメリットがあります。

  • 深絞り加工は、金型で圧力を加えて成形するシンプルな構造の加工法のため、少ない工程で目的の形状に成形できる。

  • 深絞り加工は、少ない工程で成形できるため、生産性が高く、大量生産に適しており、金型の寿命も長く、コストも低く抑えられる。

  • 深絞り加工は、金属の薄板から一枚で容器を作るため、つなぎ目がありません。そのため、液体や気体の漏れを防ぐことができる他、見た目も美しく、強度も高くなる。

  • 深絞り加工は、素材の箇所によって変形量が大きい加工です。そのため、製品の加工硬化が期待できます。材料が薄板でも硬度を上げることができるため丈夫な製品に仕上げることが可能となり、結果的に製品の軽量化にも繋がる。


 

 

当社の深絞り加工製品


餅つき機用ホッパー




フッ素コートアルミ材を使用し、1升用から最大4升用までのホッパーを加工しております。
深絞りに加え、底の部分に掛けて萎んでいる形状であるため、非常にプレス技術を要する製品のひとつと言えます。
ご家庭用から業務用としてあらゆるお客様にご使用頂いている製品です。

 

▶餅つき機用ホッパー製品情報はこちら

 

 

業務用保温ジャー内容器




フッ素コートアルミ材を使用し、丸形や角型に深絞り成形したものなど、お客様のご要望に合わせてさまざまな形状の内容器の作成が可能です。
主に、ホテルや大手外食チェーンでご使用頂いている製品です。

 

▶業務用保温ジャー内容器の製品情報はこちら

 

 

炊飯器メーカー向けのIH炊飯器用内釜②




一般家庭向け炊飯器の内釜。ステンレスとアルミニウムの多層鋼にフッ素コーティングを施したクラッド材を使用した製品です。

 

▶炊飯器メーカー向けのIH炊飯器用内釜の製品情報はこちら

 

ワインセラー用内容器 1本用・6本用




ワインセラー1本用・6本用の部品として内容器の深絞り成形加工を行っております。
材質はアルミニウムを使用し、庫内照度を抑えるためにアルマイト処理に於いて黒色染色アルマイト加工を施しています。

 

▶ワインセラー用内容器 1本用・6本用の製品情報はこちら

 

▶染色アルマイトとは?詳しく解説しています

 

 

コンデンサメーカー向けコンデンサケース




大型コンデンサに使用されているアルミ容器。全高85㎜のものから最大267㎜までの深さの生産を行っております。
異形で超深絞り形状であるため、弊社設備とプレス技術を最大限に駆使した製品です。
なお、こちらの部品は、電車の車両や洗濯機などあらゆる製品の日頃なかなか一般的には目にすることのない部分として使用されています。

 

▶コンデンサメーカー向けコンデンサケース

 

 

他にも色々な形状、アルマイト加工があります!!

▶その他の製品はこちらでご紹介しています

 

 

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いかがですか?
アルマイト加工に続き、当社が得意とする深絞り加工について解説しました。
様々な絞り加工方法があり、日常生活の中に溶け込んでいる製品も多いですよね。

日常製品や、工業製品など大量生産が必要な製品だからこそ、高い品質を保ちながら生産することが必須となります。その為には、不良を削減し、歩留まり率を高め、良品を供給し続けることが大切になってくるのです。

太田金属は、創業88年のノウハウと技術・知識を持ちながらも、常に成長し続けているアルマイト加工・プレス加工の会社です。
コストを抑えつつ、高品質なアルマイト製品を作りたい。深絞り製品の歩留まり率を改善したい。など、アルマイト加工、深絞り加工でお悩みの際は、ご連絡ください。

当社なら、プレス加工、アルマイト加工の一連工程化高品質かつ低不良率の実現が可能です。

 


 

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