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アルミ板金加工メーカーが作る業務用厨房・調理器具を紹介!

調理バットや洗浄トレイなどの厨房・調理器具には、板金加工・表面処理技術が活きています。
業務用の厨房・調理器具には、調理バットや洗浄トレイ、ホテルパンなど、用途に合わせてさまざまな種類があります。これらの製品を支えているのは板金の絞り加工・穴あけ・アルマイト処理などの技術です。

この記事ではアルミ板金加工で作られる厨房・調理器具を紹介!さらにメーカーの視点から、アルミ板金加工品のメリットや取り扱い上の注意点を解説します。

 


  1. アルミ板金加工メーカーが作る業務用厨房・調理器具の種類

  2. アルミ板金製厨房・調理器具のメリット

  3. アルミ板金製厨房・調理器具の注意点

  4. 厨房・調理器具が使われる主な業界

  5. アルミ板金製品の一貫生産は太田金属


 

アルミ板金加工メーカーが作る業務用厨房・調理器具の種類


業務用の厨房・調理器具は用途に合わせてさまざまな種類があります。
そのなかで、アルミ板金加工メーカーで製造できる厨房・調理器具には、次のようなものがあります。
どのような用途・構造を持つかを見てみましょう。

種類別の用途・構造



  • 調理バット
    食材の下ごしらえや調理・保存に使われる容器サイズや深さは扱う食材によって異なる



  • 魚缶(魚用バット・トレイ)
    魚の下ごしらえや調理・保存に使われる比較的大型のバット
    5cm程度までの浅絞りで、水切り穴・取手の付くものがある

  • 洗浄トレイ
    食材や器具の洗浄・運搬に使われる
    サイズや深さは用途により異なる
    底面に水切り穴があるものや網目状のものがある

  • ストックトレイ
    食材や調理済み食品の保管・運搬に使われ、冷蔵・冷凍庫でも使用される
    10cm前後の深さで容量が大きい

  • ホテルパン
    食材の調理・保存・運搬に使われる
    サイズがガストロノーム規格に準拠しており汎用性が高い
    穴あきや取手付き、蓋付きのものがある

  • ベーキングトレイ
    パンや焼き菓子をオーブンに入れるための容器
    5cmまでの浅絞りで、穴あき・取手の付くものがある

  • ピザパン
    オーブンでピザを焼くために使われる
    浅い容器で縁が緩やかに立ち上がる形状が一般的

  • グリルパン
    オーブンでグリル料理を作るためのフライパンに似た形状の容器で円形のものがある
    比較的浅めで底面に凹凸のあるものが多い

  • ドリップトレイ
    肉や魚などから出る水分や油分(ドリップ)を溜める容器
    穴あきや網目状のプレートと組み合わせて使用される
    5cmまでの浅絞りで取手の付くものがある

  • フライヤーバスケット
    食材を油で揚げる際に使われるバスケット(かご)
    網状または穴あきで油を切りやすくなっている
    取手付きで、深さは用途により異なる


 

当社では業務用の魚缶(バット)などの実績があります。
また、家電で使用される各種容器や、キャンプ用の調理器具なども開発・製造しています。

当社で製造する「アルミ魚缶」各種の製品紹介

業務用厨房・調理器具「アルミ魚缶」のメリットやオーダーメイド対応について

 

アルミ板金製厨房・調理器具のメリット


調理バット

厨房・調理器具はアルミのほかステンレスや鉄、プラスチック製のものがあります。板金だけでなく鋳物製も存在します。
一般的にプラスチック製は金属に比べて強度・耐久性が劣るため、業務での用途は限られるでしょう。

アルミ板金製には次のような特徴とメリットがあります。

 

鉄やステンレスに比べて軽量



  • 取り扱いしやすい

  • 大量に運べる


熱伝導性が高い



  • 調理や冷蔵の効率がよい


プラスチックに比べて強度・耐久性がある



  • 業務での使用に適する

  • 長い目でみてコストメリットがある


プラスチックに比べて耐熱性がある



  • 加熱調理に適する


 

アルミ板金製のメリットが活かせる用途で高いパフォーマンスを発揮します。

 

 

アルミ板金製厨房・調理器具の注意点


アルミ板金製の厨房・調理器具の注意すべき特性と取り扱いについてまとめます。

 

酸やアルカリに弱い・変色しやすい



  • 長時間の高温調理を避ける

  • 食品の長期保存にはアルマイト処理された容器を使う

  • 洗剤に注意する


油が馴染みにくい



  • 油を使う炒め物には鉄などが適する


鉄やステンレスに比べて耐久性が劣る



  • 耐久性が優先されるケースでは使わない


IH調理器で使えない



  • ガスで加熱する

  • IH調理器には専用の容器を使う


 

強度・耐久性については、アルミニウム合金を使用することで改善が可能です。アルミニウム合金については以下の記事を参考にしてください。

【アルマイト加工88年の企業が解説】アルミ合金のメリット

耐食性・耐久性の改善には、アルマイト処理が効果的です。アルマイト加工については以下の記事で詳しく解説しています。

【アルマイト加工・プレス加工専門】アルマイト加工について

 

 

厨房・調理器具が使われる主な業界


アルミ板金加工メーカーが作る業務用厨房・調理器具は、さまざまな業界で使われています。
主な業界と用途について紹介します。

 

食品製造業


原材料を加工して食品や飲料を製造するのが食品製造業です。
水産・畜産・野菜・果実・パン・菓子・調味料などの加工食品が作られます。
厨房・調理器具は、原材料や加工品の保存、調理・運搬などに使われ、食品に応じてさまざまな種類の製品が使われます。

 

菓子製造業


文字通り菓子を製造するのが菓子製造業です。
和菓子、洋菓子などに大別され、生菓子・焼き菓子・飴・チョコレート・ガム・せんべいなどの菓子が作られます。
原材料として米や小麦、砂糖・小豆・卵に加え、各種の調味料が多く使用されます。

 

外食業


店舗で食事を提供する飲食業が外食業です。
レストラン・カフェ・ファストフード・居酒屋などがあり、テイクアウトやデリバリーなどの「中食産業」と呼ばれる業種も含まれます。
厨房・調理器具は製造業に比べると小型のものが多く、料理人や店員が使いやすい器具が中心となります。

 

宿泊業


有料で人を宿泊させるサービスが宿泊業で、ホテル・旅館・民宿など、旅館業の営業許可が必要なサービスです。
外食業と連携して食事を提供する施設もあります。
厨房・調理器具の使用状況は、外食業と似ているでしょう。

 

給食業


施設で大勢の人に食事を提供するサービスが給食業です。
学校・病院・企業・福祉施設などがあります。
栄養士が献立を作成するのが一般的で、衛生管理はとくに重視されます。
厨房・調理器具には、規格化された汎用的な製品が用いられる傾向があるでしょう。

 

アルミ板金製品の一貫生産は太田金属


アルミ板金製の厨房・調理器具の種類は多く、形状や性能のニーズも多岐にわたります。
当社のアルミ板金製品は、加工から表面処理までの一貫生産により、高品質で低コストの製品の提供が可能です。
ニーズに合わせた設計で、金型製作からの生産にも柔軟に対応します。

業務用厨房・調理器具の特注を検討されている場合は、当社にご相談ください。

金型製作〜アルミ板金加工〜表面処理の一貫生産が強み!

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